赤生津・安部氏の出自を尋ねて

衣川安倍頼時の七男「比与鳥七郎」から「葛西氏没落後に白鳥村舘から赤生津に移住した安倍肥前」までを探求しています

2021-04-23から1日間の記事一覧

前沢白山のキリシタン

神麻生村のキリシタン 奥州市前沢白山字大塚のシ社地内に「万霊塔」と刻んだ小さな墓石があり、天明2年の銘が微かに読み取れる。白山字字館の阿部寿七郎氏所蔵の古記録によると「一、大塚は本村大字稲置字大塚にあり、寛永17年切支丹宗徒を成敗して、その遺…

磐井郡赤生津村 安部十郎左衛門

磐井郡赤生津村(奥州市前沢)に、安部十郎左衛門を祖とする安部家がある。「磐井郡赤荻(一関市)安部氏 祖の安部外記之介」の安部家との関係は不明だが、同家は寛永年間までに数代を経ていると伝える。十郎左衛門の跡は兵庫ー将監ー三四郎ー幸内ー三左衛門…

安倍頼時

安倍頼時 あべのよりとき(?~1057) 平安中期の陸奥国の豪族。初名は頼良。「陸奥話記」に「六箇郡之司」とあり、胆沢・江刺・和賀・稗貫・斯波・岩手のいわゆる奥六郡を実質的に支配し、その南端の衣河関(衣川村)に本拠を構えた。その権限は、祖父忠頼…

阿部随波(安部外記之助 後裔)

阿部随波 あべずいは (1619~91) 仙台藩における著名な鉱山師。磐井郡山目村(一関市)生まれ。通称小平治、諱は重貞、号は随波。商才にたけ、江戸大火の際は石巻(宮城県)から江戸へ木材を送って莫大な利を得たという。盛岡藩領鹿角郡(秋田県)白根・尾…

安部精蔵(赤生津長根屋敷)

(1881~1951) 東磐井郡生母村(奥州市前沢)赤生津生まれ。生母村書記・収入役・助役を経て大正12年より3期生母村長を務め、村会議員を含め前後38年間村政に尽くした。また、村の農業会長、耕地整理組合長も務めたほか、北上河畔20余町歩の海田と赤生津橋…