赤生津・安部氏の出自を尋ねて

外史による新たな前九年合戦(1051年)伝説発掘と、白鳥舘の安倍頼時七男「比与鳥七郎」その妻「列女」を顕彰する

2021-08-29から1日間の記事一覧

伊達世臣家譜の平士「阿倍」は、晴信感状の偽書の疑いの影響を受けない

伊達世臣家譜の平士「阿倍」に、「小次郎重綱というもの、葛西氏に仕えて天正の頃磐井郡赤生津に居り、五千刈の地を領す」とあり、阿倍一族である伊達藩士「阿部隋波」の出自が示されている。伊達世臣家譜とは、第一巻序によると、諸臣の家格・待遇の公的な…

伊達世臣家譜で小次郎を祖という「隋波」とは、何者か?

伊達家臣阿部隋波は、「中里村史」(117頁)によると、「元和5年(1619)赤荻に生まれ。山目に出て木材を買い、北上川の流水を利用し、石巻に輸送して巨利を博した。江戸の大火では、石巻に蓄積の木材を江戸に搬送し、数万両の利を収めた。銅山業に尽くす。…