赤生津・安部氏の出自を尋ねて

外史による新たな前九年合戦(1051年)伝説発掘と、白鳥舘の安倍頼時七男「比与鳥七郎」その妻「列女」を顕彰する

前沢白山のキリシタン


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 神麻生村のキリシタン

奥州市前沢白山字大塚のシ社地内に「万霊塔」と刻んだ小さな墓石があり、天明2年の銘が微かに読み取れる。白山字字館の阿部寿七郎氏所蔵の古記録によると「一、大塚は本村大字稲置字大塚にあり、寛永17年切支丹宗徒を成敗して、その遺体を埋めたる所なりと言う。塚上に1基の石塔あり。その裏に万霊無縁塔と彫刻せり。」とあって、白山村に古くからこの碑がキリシタンの殉教供養塔であることを口碑としてつたえられていた。(前沢町史478頁)

 

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